簡単に動画編集がしたい!
You Tubeや旅の記録、結婚式、お葬式など、最近は動画を使う機会ってかなり多いですよね。
そして、自分で動画を撮って編集までするのはとても大変です。
このとき編集ソフトもPremiere ProやDaVinci Resolveなんかを使っていては、編集に時間がかかりすぎます。
そもそもこれらのソフトはプロがプロレベルの映像を作るためのソフトです。
よって、そもそもソフトの使い方を学ぶのに膨大な時間がかかります。
そんなときに便利なソフトが今日ご紹介するFilmora11です。
とにかく使い方が簡単で、手軽に高品質な動画編集が出来てしまいます。
Filmora11とは
Filmora11とはWondershare社の製品であり、Filmoraシリーズの最新作です。
Filmoraは動画編集ソフトとしてはかなりメジャーな部類に入ります。
多くの方が家庭用の動画編集のために使っていたり、ユーチューバーの方も編集で使っている方が多いソフトです。
値段
価格は1年間ライセンスが6980円です。
こちらはいわゆるサブスク型のプランで毎年料金がかかります。
ひと月にすると500円強という感じです。
でもPremiere Proの料金に比べれば破格の安さだと思います。
永続ライセンス(買い切り)が8980円です。
こちらは一度買えば、ずっと使えます。
毎年の料金を気にせずずっと使えるのは嬉しいですね。
クーポン
割引クーポンはありませんが、たまにセール等をやっているようです。
動作環境
OS
Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10 / Windows 11 (64 bit OSでのみ動作可能)
CPU
Intel i5以上のマルチコアプロセッサ、2GHz以上 (Intel第6世代以降のCPUを推奨)
RAM
4 GB RAM(HDおよび4Kビデオには8GBが必要)
GPU
Intel HD Graphics5000以降。 NVIDIA GeForce GTX700以降。 AMD RadeonR5以降。 グラフィックドライバは最新をお使いください。
グラフィックドライバ更新方法>>
ディスク
10GB以上の空き容量が必要です。(SSD推奨)
無料版ダウンロード
Filmora11では無料の体験版を使用することができます。
作った動画に透かしは入ってしまいますが、購入する前に使い勝手を無料で試してみることが出来るのは魅力的ですね。
是非Downloadして、お試しください。
透かし
Filmora11では無料お試し版を使った場合、動画に透かし(ウォーターマーク)が入ります。
しかし、この透かしは後に有料版を購入後はずすことが出来ます。
このことから無料版でとりあえず動画を作ってみて、使いやすさを実感して、良い動画を作れた場合に有料版を購入するという使い方も良さそうですね。
ダウンロード
無料お試し版のDownloadサイトはこちらです。
使い方
以下ではFilmora11の基本的な使い方について書いていきます。
これがFilmora11を起動したときの画面です。
起動時間は短いです。
他のソフトのようにロゴマークが出て10秒くらい待たされることがないので、テンポよく動画編集に取りかかれます。
これが編集時のメイン画面です。
編集したい素材動画を左上のところにドラッグ・アンド・ドロップしてアプリに動画を読み込ませます。
そして、左上の読み込んだ動画を下の部分のタイムラインにドラッグ・アンド・ドロップで順番に並べていくだけです。
そのときに素材動画をカットしたりして短く編集できます。
基本的な操作はこれだけです。
原則この操作を繰り返していくだけです。
ね?簡単でしょ?
え?結構難しいって?
大丈夫です(笑)
なぜなら、このFilmora11は編集画面にやることを書いてあるからです。
「ここにドラッグ・アンド・ドロップで動画を追加」とかいうようにです。
この指示に従っていくだけで、基本的な動画編集はできちゃいます。
動画や音声素材
動画を作りたいけど、素材の動画や音声を用意するのが面倒くさい、欲しい映像はあるけど自分では撮れないという場合は結構多いと思います。
例えば、卒業式の動画を作りたいときに、生徒や教室の映像は自分で撮影したけど、その日は生憎の雨で、晴れの空の映像はない…
でも卒業式なので、晴れの空の映像を入れたいというような場合です。
(晴れの空くらいの映像でも、自分で撮る時間的な余裕がないときもあります。)
そんなときでも大丈夫です!
Filmora11には無料で使える素材動画がたくさんあります。
それこそ、一生使っても使い切れないくらいにです。
素材動画はトップ画面の「ストックフォト」から自分で撮影した動画と同様に、タイムラインにドラッグ・アンド・ドロップするだけで使えます。
(自分で素材サイトにアクセスして、動画素材をダウンロードして、アプリに読み込ませる手間をかけることなく、全てアプリ上で行うことができます。)
動画素材は結構良いものが多いのであれもこれも使いたくなって困るハズです。笑
(※ストックメディア:GIPHY、Pixabay、Unsplashと連携されているので素材を大量に使うことが出来ます。)
トランジション
トランジションとは動画と動画のつなぎのことです。
例えるならば、アニメのCMに入るときとCM開けのアイキャッチのようなものです。
単に素材動画同士を切って繋げるだけだといきなり映像が変わってしまい、違和感がすごいです。
これをやってしまうといきなりダサい動画になってしまいます。
そこで、動画と動画の繋にこのトランジションを使うことで洗練された感じの動画に仕上げることができます。
でも、このトランジションまで、自分で用意するとなると大変ですよね…
大丈夫です!
Filmora11にはこのトランジションも豊富に用意されています。
これらのトランジションも画面下のタイムラインへのドラッグ・アンド・ドロップで簡単に追加できちゃいます。
難しい操作は必要ないです。
タイムライン上で動画と動画の間にトランジション動画を置くだけです。
動画が始まる前によくあるカウントダウンなんかも追加できちゃいます。
(ちなみにこのカウントダウンの映像だけで何種類もあるので選ぶのに困ります。笑)
これも自分で撮影した素材動画の前にドラッグ・アンド・ドロップで置くだけです。
簡単ですね。
同様にオープニングのタイトル画面を作ることも簡単にできます。
エフェクト
動画にエフェクトを加えることも出来ます。
エフェクトとは動画に視覚効果を加えることです。
画面上のアイコンの「エフェクト」ボタンを押します。
すると多くのエフェクトが出てくるので、動画に加えたいエフェクトを選び、下のタイムラインにドラッグ・アンド・ドロップするだけです。
本当にこれだけです。
エフェクトを自分で作ることも必要なければ、エフェクトを加えるのに難しい編集も必要ないです。
(After Effectsでエフェクトを1から作る手間を考えると簡単過ぎて涙が出てきます。笑)
Filmora11に元から入っているエフェクトの種類も使い切れないくらい豊富です。
上記画面では前ボケ?プリクラ風?のエフェクトを加えてみました。
単なる小川の動画が、どこか幻想的になっていませんか?
エフェクトはこんな感じで映像の雰囲気をガラッと変えることが出来ます。
今流行りのフィルム調のエフェクトもあるので、細かい調整をしなくてもフィルムカメラで撮ったような動画も簡単に作成することができます。
今風?のレトロな動画を簡単に作れるので旅動画などに使うとカッコいいと思います。
LUTも豊富です。
LUTとは動画の色味等の調整のためのテンプレート的なフィルターという感じです。
このLUTを使うことで細かい調整をしなくても、動画を簡単に映画やVlogみたいなおしゃれな色味にすることができます。
このフィルターも種類が多いので、色味を動画に合ったものにするのもワンタッチで出来ます。
文字入れ(テロップ)
テロップやテクスト作成をすることも簡単にできます。
テロップやテクスト作成をするのもエフェクト等と同じです。
赤丸の「タイトル」ボタンを押して好きなフォントを選びます。
そしてドラッグ・アンド・ドロップで、テロップで文字入れをしたい動画・時間の場所に置きます。
イメージとしては、文字入れをするための箱を設置するという感じです。
その後、その箱の中に入れたい文字をタイピングで入れるだけです。
※当然ですが、文字を入れる場所は好きな場所に移動することができます。
フォントの種類
御覧の通りフォントの種類もたくさんあります。
これだけの種類があればどんなタイプの動画にも対応出来ると思います。
トリミング
素材の動画にいらない部分があってそこを切り取ってしまいたいときってありますよね。
そんなときに行う操作がトリミングです。
下の画像では桜を画面一杯に映したいので、桜の右側部分が邪魔です。
そこで、桜の右側部分をトリミングしたいと思います。
画面の赤丸部分のトリミングボタンを押します。
するとこんな漢字のサブ画面が立ち上がります。
あとはマウスで必要範囲をトリミングします。
こんな感じで桜が画面いっぱいになりました。
Filmora11ならばトリミングも簡単に出来ます。
モザイク
動画に写ってはいけない物や人の顔にモザイクをかけることも簡単です。
昨今は物や人の権利関係が厳しいです。
そんなことから、モザイクが簡単にかけられるというのは動画編集上かなり重要な機能だと思います。
画面左上のエフェクトボタンからモザイクを選び、画面下のタイムラインのモザイクをかけたい動画の上にドラッグ・アンド・ドロップをします。
こんな風にモザイクがかかります。
簡単ですよね?
でもこれだと画面全体にモザイクがかかってしまいます。
これだと人の顔だけにモザイクをかけたいという場合には困りますよね。
でも以下の手順を行えば簡単に人の顔だけにモザイクをかけることも出来ます。
まず画面下のタイムライン上のモザイクをかけたい動画の上で右クリックをします。
すると上のような画面になるので、左上の「モーショントラッキング」にチェックを入れます。
そして、画面右のプレビュー画面でモザイクをかけたい範囲(ここでは顔)を選択します。
上の画面では白枠の範囲です。
そうすると動画が再生され、顔の動きに合わせて、白枠が追従します。
これが「モーショントラッキング」(動きを追従)機能です。
そしてこのモーショントラッキングが終わると画面左上にタブが出るのでそこで「モザイク」を選ぶと上の画面のように顔だけにモザイクをかけることが出来ます。
詳しいやり方は以下のサイトで詳しくみることができます。
前作Filmora Xとの違い(新機能)
Filmora11の最新機能、前作Filmora Xとの違いについて記載していきます。
オートモンタージュ
動画クリップとBGMをインポートするだけで、AIで編集し、簡易的にエフェクトを付けた動画を作成可能な機能です。(※Windows版のみ搭載)
複数の動画と音声、指定した動画時間を元に自動的に1つの動画を作成できます。
Filmora11を起動すると最初に出てくる画面です。
ここで赤丸のオートモンタージュボタンを押します。
こんな画面に移ります。
そうしたら、使いたい動画素材をソフトに読み込ませます(画面左上)。
そして「分析する」ボタンを押します。
するとAIで素材動画を分析して、複数の動画を良い感じに並べ替えて一本の動画にしてくれます。
明るさや色、動きなどを分析して違和感ないように次の動画に移るようにしてくれるみたいです。
またこのとき、動画にまとまりが出るように、簡易的なエフェクトも付けてくれます。
さらにオーディオも同時に読み込ませれば、素材動画の音をこれもAIが分析した上で、良い感じのタイミングで動画にBGMまで付けてくれます。
(素材動画の音声のピッチやキーなどを分析して、うまく合うようにBGMを選択してくれます。)
そんなわけオートモンタージュ機能を使うとたったの3ステップで自動的にそこそこ良い感じの動画を作ってくれます。
これをそのままエクスポートして完成動画としても十分ですが、これをたたき台にして、手動で微調整を施し、さらに高品質、自分好みの動画を作ることも可能です。
正直、動画編集が面倒くさくて時短したいときにはありがたい機能ですね。笑
インスタントモード
エフェクト、音楽がプリセットされた、ビジネスシーンやVlogなどテーマに沿ったテンプレートから任意に選び、動画クリップをインポートし、テロップを打ち変えるだけで動画作成が可能な機能です。(※Windows版のみ搭載)
起動画面の左側にある「インスタントモード」をクリックします。
すると動画、音声、テロップまで完成した短い動画テンプレートが出てきます。
このテンプレートの中から、一つ選び、テンプレートを変えるだけで本格的な動画が出来てしまいます。
このインスタントモードは自分の手持ちの動画素材がない、使わない場合や簡単に宣伝動画やオープニングムービーなどを作りたい場合に便利です。
自分の手持ちの動画を使わないことから、動画の内容自体がメインではなく、イベントの演出、Instagramでのお店の宣伝など動画が付加的な手段の場合に利用すると便利です。
(こういう動画をわざわざ手持ちの動画素材から一から作るのは面倒くさいですよね…)
その他追加機能
スピードランプ:1つの動画クリップ内で再生速度を可変
※Windows版・Mac版ともに搭載
オーディオ同期:動画クリップと外付けマイクで録音した音声クリップの同期
※Windows版・Mac版ともに搭載
マスクのキーフレーム対応:マスクをキーフレーム対応させ、
動く対象物にマスクをかけることが可能
※Windows版・Mac版ともに搭載
ストックメディア:GIPHY、Pixabay、Unsplashと連携
FXプラグイン:Boris FX、NewBlue FXを搭載
※製品本体とは別に費用がかかるプラグイン
Wondershare Drive:クラウド1GBを提供し、プロジェクトファイルの保存や共有が可能
長所
UIがシンプル・わかりやすい
Filmora11の最大の長所の一つはUIがシンプルでわかりやすく、初心者でも簡単に使えることです。
使いたい機能を画面の上のツールボックスから探し出す必要がほとんどありません。
また、それぞれの機能のアイコンも大変わかりやすいです。
直感的にどの機能のボタンかがわかります。
また画面上に機能の使い方の指示が表示されたりするので、使用法で迷うことがありません。
操作が簡単
操作が簡単なことも長所の一つです。
難しい機能は省くまたはパッケージ化して「エフェクト」としてワンタッチで適用出来るように工夫されています。
パラメータを微調整したりすることはほとんど必要ありません。
そのことにより、ソフトの使い方を覚えたり、編集スキルを身に着けたりすることなく、初心者でも高品質な動画を作れます。
価格が安い・買い切りプランがある
価格は買い切り型でも8980円と動画編集ソフトの中では安い方です。
買い切り型の動画ソフトは数万円するのが普通ですから…
また、昨今流行りの月額払い制のサブスクでない買い切り型のプランがあるのも大きいと思います。
サブスク型はソフトを使わない月はなんだかもったいないなぁと罪悪感を感じたりしますからね。笑
動画編集ソフトは基本的に重いがFilmora11は軽い
動画編集ソフトは多くのデータを扱うので基本的にハイスペックPCが必要であり、動作も結構重いものが多いです。
(他の動画編集ソフトは本当に並のスペックのPCでは使えません。corei7、i9が当たり前、RAMも32GBが当たり前の世界ですからね…それにグラボに電源に…と上を見るとキリがありません。)
その点Filmora11はcorei5くらいでも余裕で動きますし、RAMも16GBあれば余裕です。
動作も驚く軽くサクサクと編集作業を行うことが出来ます。
このPCのスペックが低くても使えるというのは、一般的なPCユーザーには嬉しいメリットだと思います。
短所
細かい編集ができない
動画の色味を一から作ったり、細かい修正や調整をすることは出来ません。
しかし、そもそもこれらをやること自体がほとんどないです。
これらをやることは動画編集をやる場合の1%くらいだと思います。
(映画を作る場合、Vlogの中でも特に色味にこだわりたい場合など…)
一般的な動画を作る場合にはまず必要のない作業です。
Filmora11の機能だけで完璧な動画編集が出来ます。
よって細かい調整が出来ないことはほとんど問題になりません。
また、Filmora11は「簡単に一般的な動画を作る」というコンセプトのソフトなので、これらが出来ないということは、Filmora11の欠点にはならないと思います。
その他
その他には欠点らしい欠点は今のところ見つけられていません。
もし、今後欠点を見つけましたら、追記したいと思います。
バグや不具合
バグや不具合は僕が使っている範囲では遭遇していません。
バグや不具合等なく、非常に洗練されたソフトだと思います。
ただ、アップデート等ですぐに修正されているみたいなので、バグや不具合については心配しなくても良いかもしれません。
weddingに特化したFilmora
weddingに特化した「Filmora wedding」もあります。
これはウエディング用のビデオに特化したFilmoraであり、エフェクトや素材動画がウエディング用のものになっています。
結婚式で使うビデオを作りたい場合こちらがオススメです。
まとめ
Filmora11では業務用などの特殊な用途を除いて、一般用途の動画を99%くらい作ることが出来ます。
しかも、その使い方はメチャクチャ簡単です。
(動画編集初心者には使い方が簡単なので特にオススメです!)
さらに動画の素材も豊富に最初から用意されています。
至れり尽くせりです。笑
動画編集初心者から、上級者まで是非一度はお試し下さい!
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