一脚とは?
一脚って聞き慣れない言葉ですよね…
僕も最近まで全く知りませんでした。笑
一脚の意味は読んでその名の通り一本足、三脚の脚が一本のものです。
え?ただの棒じゃないかって?
そうです!ただの棒です。
折りたたみのできるただの棒です。笑
僕は普段はこういう安めのものを持っていることが多いです。
(ただし、これはあまり頑丈ではないので、安いストロボ専用です。)
三脚との違い
使う上での三脚との違いは、一脚は三脚のように自立しません。
なんて言ったって「ただの棒」ですから笑
そこで、手で支えるなり、体で支えるなりしないといけません。
正直、三脚に比べて、一脚の使い勝手はあまりよくありません。
三脚があれば一脚はいらない?
確かに、三脚があればいらないとも言えます。
ほぼ全ての面において三脚は一脚の上位互換ですから。
しかし、以下の3つの場合は一脚が必要と言えます。
重い道具を持っていけない場合
三脚ってなんだかんだ言って重いですよね。
その点、一脚は比較的軽いものが多いです。
(脚の数が少ない、構造が単純なので)
だから、他の機材などで荷物が多いときには一脚は軽くて便利です。
三脚のようにかさばらないので、三脚専用のバッグは必要ないです。
カメラバッグや普通のバッグに一本の棒をくくりつけておくだけですからね。
高い所の撮影をする場合
見渡す限り高台がない平地で、もう少し高いところから撮りたいというときありますよね。
そして、こんなときのために踏み台を持って行くのはさすがに面倒ですね。
そんなときは、一脚を伸ばして、その先に軽めのカメラを付ければ、高いところの撮影ができます。
一脚とリモートシャッターかタイマーを使えば簡単に高いところから撮影することが出来ます。
簡易ドローンのように使える場合もあるかもしれません。
※カメラは絶対に重いものは取り付けないで下さい。一脚が折れる可能性があります。また、人が周りにいる状況では絶対にやらないで下さい。倒れて周りの人を傷つける可能性があります。
三脚の使用が禁止されている場合
多分一脚を使う最大の理由がコレだと思います。
最近はカメラマンのマナーが悪いせいか社会的な風潮かわかりませんが、公園など多くの公共施設で三脚が禁止されています。
三脚は以前ほど自由に使うことは出来ないのです。
確かに三脚を使う撮影というのは少ないかもしれません。
しかし、夜の撮影などでシャッタースピードを稼ぐために三脚を使いたいという場面もあります。
そんなときは三脚ほどでなくても手ブレを防ぐために一脚を使うと良いと思います。
横ブレはしますが、縦のブレはかなり抑えることができます。
また、路上でストロボを一人で使いたいときにも使えます。
一脚の先にストロボを付けて、片手でカメラ、片手でストロボを取り付けた一脚を持ちます。
確かに力は必要ですし、無理な態勢で写真を撮ることになりますが、三脚禁止の場所で一人でオフストロボライティングが出来ます。
またこの方法でストロボライティングをすれば、三脚を持ち運ぶ時間を省略出来て機動力のある撮影ができます。
正直、この方法でストロボライティングをするだけのために一脚を持っておく価値はあります。
(※ちなみにこのストロボライティングの方法は本来スポーツなどの激しい動きがある被写体を撮影するために使うものみたいです。スポーツをストロボ撮影しようとすると機動力は必須ですからね。)
番外編ー杖代わりに
一脚の中にはかなり頑丈で杖代わりになるものもあります。
そういうときに一脚を持っていけば、荒れ地や山での移動が楽になります。
山の上の撮影のときなどには、重い荷物を持って登ることになるのであるとかなり楽になります。
一脚の使い方
使い方と言っても単にカメラを一脚の上に取り付けるだけです。
取り付け方は普通の三脚と同じです。
ただそれだけでは自立しないので、片手で押さえるか、腰にロープやベルトで固定させる必要があります。
また、三脚のように可変雲台は付けないほうが良いと思います。
一脚は三脚より不安定なので、さらにカメラを自由に動かせる可変雲台を使うと上に乗っているカメラがカクカクと動いてしまいます。
一脚兼簡易三脚
一脚の中には三脚のように自立させることが出来るものもあります。
一本の棒の下の方に三本の脚がついていて自立するようになっています。
ちょうど、三脚と一脚の中間のような形ですね。
ただ、この一脚を三脚禁止の場所で使えるかは微妙なところですね…
この一脚は軽さを活かして、使うかどうかわからないときに念のために持っていくという使い方が良いと思います。
オススメの一脚は?
一脚はあると便利ですが、常に使うようなものではありません。
(被写体や状況、撮影スタイルによります。)
よって、安いもので良いと思います。
値段の差ほどの品質の差は感じません。
ただ、カメラを載せて使うものなので、丈夫なものがオススメです。
また、一脚の良いところは軽いところなので、なるべく軽いものが良いです。
オススメは軽くて丈夫なカーボン製です。
他は自分の好みで良いと思います。
まとめ
マイナーなカメラ機材である一脚ですが、使い方によってはかなり便利だと思います。
値段も安いので一度是非使ってみて下さい。
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