楽天モバイル「rakuten unlimit」のメリット・デメリット評価してみた

(節約)
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通話かけ放題も実は機種限定

今回の楽天モバイルの「Rakuten Unlimit」ではSIMカードを差し替えることで既存のスマホでも「データ通信」(基地局範囲内のみ)に関しては無制限で使える可能性が高いです。
(ただし、楽天モバイル対応機種以外でのサポートや保証はなし。よって使えなくても楽天に文句言えません。)

しかし、確実に「通話かけ放題」は楽天モバイル対応スマホにしか対応していません。

何故ならば、通話かけ放題」には楽天モバイルが提供する「rakutenlink」というアプリを使って電話する必要があり、この「RakutenLink」というアプリが楽天モバイル対応スマホでしか使えないからです。
(スマホに最初から内蔵されてる通話アプリで電話すると通常通り30秒20円の料金がかかります。)

以上より、少なくとも「通話かけ放題」(場合によってはデータ通信無制限も)は以下の楽天モバイル対応のスマホでしか適用されません。

「rakutenlink」対応スマホ

楽天モバイルの「rakutenlink」対応のスマホの最安機種はこちら。

2万円くらいで一括購入出来るのでスマホとしては安いと思います。

Rakuten Mini+Rakuten UN-LIMITプランセット(事務手数料3300円込)

価格:22,000円
(2020/6/30 23:29時点)
感想(321件)

その他の対応機種については以下です。

詳しい機種に関しては以下の画像より、公式サイトでご確認下さい。

公式サイトより抜粋

iPhoneの対応について

なお、対応製品の中にiPhoneはありませんし、今後追加される可能性についても楽天モバイル側は未定とのことです。

よって楽天モバイルではiPhoneは実質使えないと考えて良いでしょう。

「rakutenlink」はインターネットを利用した電話なので通話品質が怪しい

今回のプランの売りの1つである「通話かけ放題」すなわち「RakutenLink」というアプリを使った通話は実はインターネット回線を利用した電話(IP電話)なんです。

だからLINEやスカイプなどの音声通話と本質的なしくみは同じです。

よってLINEやスカイプなどのように途中で電話が切れたり、通話中の雑音がひどいという可能性もあります。

実際に「rakutenLink」の前身とも言える、以前存在した「Rakuten電話」というアプリを使った通話はLINEなどのように雑音が多く、混雑時間帯は急に通話が切れるというひどいものでした。

楽天モバイルの通話品質に関しては期待しないでオマケ程度と思っておいたほうが良いと思います。

楽天モバイルの存続が不透明

楽天はこの楽天モバイルのために基地局の設置費用などの設備投資や人件費などに既に多額の費用をかけています。(楽天モバイルの設立のためにはいくつか条件をクリアする必要がありました。そしてこの条件をクリアするためには、当初楽天が想定していたよりも遥かに多くの初期投資や時間がかかることが途中でわかり、楽天は楽天モバイル開設時期を昨年の秋から現在まで遅らせました。)

これに対して、楽天モバイルは利用者から取る月額基本料金を「Rakuten Unlimit」プランでわずか2900円としています。

しかも、これから1年間は月額基本料金を無料にするとしていることから上記投資コストを回収することはかなり難しく、時期的に遅くなることでしょう。

そうなると楽天モバイルの資金繰りの悪化や楽天本体の株主の反対により「rakuten unlimit」プランが中止されることも十分に考えられます

また楽天モバイル自体の存続及び経営も先行き不透明と言えます。

以上より、楽天モバイル「Rakuten Unlimit」プランは急にサービスが終了になる可能性が僅かながらあるということを覚えておく必要があるでしょう。

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実質的データ無制限がそこまで必要か?

スマホのデータ通信って皆さん月にどれくらいお使いでしょうか。

もちろん人によってそれぞれだと思います。

でも、Wi-Fiを使わず、スマホの通信回線を使ってゲームをやったり動画を観たりする方以外で、一般的な利用をする方では月に3GB以上のデータ通信をする方は少ないのではないでょうか。

月のデータ通信量の平均値などはいろんなところで調査されてますが、月3GB以下しか使わない人が過半数であるというのが実態みたいです。

そう考えると、データ通信量が月3GBくらいまでしか使わない過半数の人ならば、3GB以下、5GB以下の制限のある従来のMVNOのSIMを使った方が、楽天モバイルを使うより月額基本料金が安い可能性があります。

よって、ご自分が月どれくらいデータ通信を行うか確認してみた方が良いでしょう。

もし月に50GB100GB超えてるという方ならば楽天モバイルのデータ無制限はかなりお得な可能性がありますが、そうでない方にとっては返って月額基本料金が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。

新規電話番号の契約のみ

今回の楽天モバイルの「Rakuten Unlimit」プランで使える新規電話番号のみです。

現在お使いのスマホで使っている電話番号を引き継いで使うことは出来ません。

すなわちMNP(ナンバーポータビリティ)は出来ません。

これはかなり不便ですね。

電話帳に入っている人皆に電話番号を新しく伝えるのは大変です。

スマホ2台持ち前提のプランなんでしょうか…?注意が必要です。

1年間の無料期間は実質オープンβテスターでは?

上記の通り楽天モバイルははこれから基地局を設置して対応エリアを増やしていくなど、まだまだ発展途上段階のサービスだと言えるでしょう。

よってサービス開始後もトラブルが多いと予測されます。

しかし、楽天モバイルでは加入から1年間の「rakuten unlimit」の月額基本料金を無料とするとしています(300万人限定。増減あり)。

このことから、これから1年間は実質オープンβテスト(サービスを公開して、利用者に実際に利用して貰う中で不具合を発見して、修正していくテスト)だと考えるが無難でしょう。

月額基本料金が無料なので、利用者側はサービスをタダでお試し出来ますし、楽天側は不具合をチェックするために人件費を割くことなく、サービスの不具合の情報得ることが出来ます。

これから1年間は利用者も楽天側もお互い探り探りのサービスであると言えるでしょう。

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それでも利用料が破格の安さなので該当者はチャレンジしてみる価値はある

現状では不安要素は残るが格安

以上のように現状では楽天モバイルは前評判ほどお得なプランとは言えません。

制限やデメリットが多すぎます。

しかし、「東京・大阪・名古屋」の範囲内で主に「データ通信」用としてスマホを使おうという方ならば、データ無制限プランでこの月額基本料金2980円というのは他社に比べて破格の値段なので、チャレンジするメリットは大きいと言えます。

(2020.3.13)追記

北海道総合通信局管内では北海道札幌市および帯広市、

東北総合通信局管内では秋田県秋田市、

信越総合通信局管内では新潟県新潟市、

北陸総合通信局管内では富山県富山市、

中国総合通信局管内では鳥取県米子市、

四国総合通信局管内では愛媛県松山市および高知県高知市、

沖縄総合通信事務所管内では沖縄県那覇市および浦添市

にエリア拡張が発表されました。

よってこのエリア内の方も「Rakuten Unlimit」を契約するメリットがあります。

手数料等は一切無料

さらに今加入するならば、1年間月額基本料金は無料ですし、以下の通り手数料等の初期費用などは実質一切ありません。

よって、とりあえず入ってみて、ご自分の使い方には合わないならば、無料期間内に即解約という方法をとってみるのが1番良いのではないでしょうか。

ちなみに僕は加入予約を既に済ませました。

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