十日恵比須神社って何?
十日恵比須神社の公式サイトはこちら。
十日恵比須祭
今回は博多の新春の風物詩、十日恵比須に行ってきました。
名前の由来にもなっている通り、毎年1月10日(大祭が10日であって、お祭りは8日から11日まで行われています)に十日恵比須祭が行われます。
そんな十日恵比寿神社。
僕は今まで、平日に開催されることや人が多いことから、子供の頃しか行ったことがなかったのですが、今回久しぶりに行ってみました。
恵比寿さま
ちなみに、恵比寿さまは鯛に釣り竿を持った姿をしていて七福神の一人として有名ですね。
福の神、商売繁盛の神様として親しまれています。
でも実は鯛と釣り竿を持っていることからもわかる通り、元々は恵比寿さまは海の神様なんですね。
だから、海の側にある博多の街では海で漁を行う漁師さんや海運によって商いをする博多商人が信仰したという側面もあるみたいです。
十日恵比須神社への行き方
福岡市地下鉄箱崎線(福岡空港線に乗らないように注意!中洲川端駅で分かれます。)の千代県庁口で降りての6番出口から出ます。
その後、神社までは徒歩5分程度。
6番出口を出ると多くの人が神社に向かっているし、出店もたくさん出ているので、そちらの方向に向かえば、全く地理を知らなくても、迷うことはありません。
すぐに付きます、行列最後尾までは…
〒812-0045 福岡県福岡市博多区東公園7−1
tel:092-651-1563
神社HP
参拝&福引
参拝
とにかく人、人、人です。
東京なんかだとそうでもないですが、福岡ではこのくらい人が集まるのはお祭りのときくらいしかないので、とにかく大変です。
参拝するだけでも長蛇の列。
1~2時間は待つことを覚悟して下さい。
列に並んで、一歩一歩進むと…
鳥居と拝殿が見えてきました…
賑やかな出店がたくさん…
美味しそうなものがたくさん…
でも我慢我慢…
そしてやっと、やっと拝殿に着きました!
待ち時間1時間半くらいです!
もう足は棒になって、クタクタです。
でも、拝殿付近は商売繁盛の神様ということもあって、神職の方々の声などで賑やかで、すっと疲れは吹き飛びます。
さぁ願い事願い事…
福引&景品
本来はその後、福引を引きます(これはそこまでは並ばなくても出来ます)。
今回、僕は身内が先にやってしまっていたのでしませんでした。
1回2000円です。
熊手、新酒など縁起ものが当たります。
(写真の笹も景品の一つ。)
結構、初穂料は高いですが、新年最初の運試しです。
是非チャレンジしてみて下さい。
これ福引意外にも年中祈願(名前などを書いた紙を、神社に奉納して、その日1年に渡り拝殿で祈願してもらうもの。2000円。)、えびす銭、おみくじ(100~300円)などがあります。
巫女さんも、凄い人数おられます。
普段は2、3人なのに…
とても忙しそうです。
徒歩かち詣り
徒歩詣りの経路、日時
毎年1月10日の前日の1月9日に行われます。(10日でないことに注意!)
博多の芸姑さん達が表参道を練り歩きます。(裏参道は通らないので注意!)
経路は表参道の真ん中を練り歩き、正面の拝殿の横の祈祷所に向かいます。
行列を待つ方は表参道の脇がオススメです。
輿や三味線隊など行列を見ることが出来ます。
なお、下の写真のように芸姑さん達を見たい場合は祈祷所の前で待ちましょう。
時間は午後3時くらいに神社に到着します。
場所取りなどせずとも人は多いですが結構見ることは出来ます。
大体全部で1時間くらい行われます。
徒歩詣りの写真
実は今回の参拝のお目当てはこちら。笑
博多の綺麗どころ、芸姑さん。
(実は芸姑さんって京都だけじゃなくて博多にもいらっしゃるんですよね。)
普段滅多にお目にかかれない、高嶺の花である博多の芸姑さん。
是非この機会にひと目見ようと、わざわざ来たのです。笑
上の写真を見て頂くとわかるように、芸姑さん方皆さん艶やかですね…
京都の舞妓さんや芸姑さんと比べて、着物や飾りなどは少し控えめな印象を受けますが、その分返ってお顔や着物の帯の美しさが際立っている気がします。
まずは表参道の参拝者の人集りをかき分けながら、輿や三味線隊の方などと一緒に練り歩いて祈願所まで向かわれます。
そして、祈願所に入られると参拝者の皆さんの前に出られて、手を降ったり、お披露目されます。
(ここは凄い人数です。絶対に他の参拝者の方を押さないように注意して下さい。もちろん、三脚や脚立は論外です。)
その後、ご祈祷を受けられます。
そしてまた、帰りも同様に表参道を練り歩きながら、帰られます。
使用したお金
地下鉄代:210×2→420円
お賽銭:100円
合計520円
今回は福引きをしなかったため安く済みました。
もししていたら、2000円プラスの2520円になったと思います。
まとめ
所要時間は大体、お参りと徒歩詣りを見るだけならば3、4時間もあれば十分出来ると思います。
ただ、とにかく人が多すぎるので、人混みが苦手な方は控えた方が良いかもしれませんね。
他のお祭りに比べて、神社自体がそれ程大きくなく、その敷地内で行われるため人の密集度が凄いです。
人酔いするかもしれません。
でも行く価値は大アリですよ?
年始の十日恵比須独特の活気は、1年の初めにとても良い活力を与えてくれます。
また京都の舞妓さん芸姑さんは京都に行くと割りとよく見ることが出来ますが、博多の芸姑さんはあまり街を出歩いていることが少ないので、滅多に見ることが出来ません。
京都の芸姑さんとの違いを見つけてみるのも面白いかもしれません。
博多の芸姑さんを見ることが出来るレアなこの機会、十日恵比須に皆さんも是非行ってみて下さい。
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