Luminar Neoの拡張機能
Luminar Neoは2022年末までに、7つの拡張機能をリリースする予定です。
7月にはHDR マージが発売されました。
今回、8月にはノイズレスAIをリリースし、さらに11月に4つ、12月に1つの拡張機能をリリースする予定です。
クローン&スタンプツールは、9月末までにLuminarNeoに追加される予定です。
なお、この拡張機能はLuminarNeo本体の拡張機能ですので、LuminarNeo本体がないと使えません。
ノイズレスAIとは
概要
ノイズレスAIはLuminarNeoの2番目の拡張機能になります。
この機能は画像のノイズレベルを軽減するのに役立つAI駆動のプロレベルツールです。
AIによる自動除去では組み込まれたアルゴリズムにより、従来より質の高いノイズ除去が可能となりました。
詳細な写真分析によって、AIが写真のノイズレベルを判断し、3つのノイズ軽減オプション(低、中、高) のいずれかを提案します。
あとはクリック1つで適用するだけです。
ノイズレスAI はスマートニューラルネットワークによってノイズを除去しつつ、写真のディテールを残します。
さらに手動コントロールオプションを使うことで、自分好みな精度の高い調整も出来るようになりました。
(3つのスライダー、輝度、色、およびディテールを使って、仕上がりをさらに細かくコントロールできます。)
ノイズレスAIはRAW画像用に作られた機能ですが、RAW以外の画像形式でも使えます。
基本機能の「ノイズ軽減」との違い
LuminarNeoには元から搭載されている基本機能にも「ノイズ軽減」という機能があります。
この基本機能の「ノイズ軽減」と今回追加されて拡張機能の「ノイズレスAI」との違いは、「ノイズ軽減」が写真全体にノイズ軽減効果が適用されるのに対して、「ノイズレスAI」ではノイズの強い場所だけ(特にノイズが乗りやすい暗部)に効果が適用されることです。
これにより、ノイズ軽減の副作用である「写真のディティールの喪失」がノイズの強い最小限の場所に抑えられます。
(「ノイズ軽減」だとノイズのない場所もディティールが失われています。)
サンプル画像
使い方
使用法
今回はこちらの写真を使って使い方をご紹介します。
夜に猫撮った写真です。
これはRAWをそのまま加工なしでエクスポートした画像です。
遠目に見ても暗部にザラッとした感じがありますね…
トップ画面で「ノイズレス AI」を使いたい画像を選び、「編集タブ」をクリックします。(画像の赤マル)
次に画面右の「noiselessAI」タブをクリックします。
右側に緑色のタブが開きましたね。
これがノイズレスAIのタブです。
ノイズをわかりやすくするために猫の近くをアップにしてみました。
ガサガサとしてますよね。
ノイズがいます乗っています(輝度ノイズ)。
右の緑のタブを操作します。
「高」「中」「低」のボタンを操作するとAIで自動的に分析してノイズを取り除いてくれます。
「高」「中」「低」のボタンはノイズを取り除くレベルです。
「高」の方がノイズを多く取り除いてくれますが、ディティールが潰れて、写真がのっぺりとしてしまいます。
(副作用みたいなものです。)
今回は「低」を使ってみました。
なお、手動で細かい調整も可能です。
(ノイズがシビアな局面では手動の方が納得のいく結果になる場合もあると思います。)
ではやってみます。
今回は適用中の時間(1秒くらい)に星座のモーションが出てきました。カッコイイですね。
そしてノイズを取り除いた写真がこちらです。
キレイに取り除けていますね。
比較です。
アップでするとディティールが潰れているように見えますが、元のサイズに戻すと問題ありません。
ディティールが多少潰れるのはノイズを取り除くのに必然の副作用です。
ただし、LuminarNeoのこのノイズレスAIは他のソフトに比べてもディティールがかなり綺麗に残ると思います。
これが完成の写真です。
ノイズがなく、クリアな写真になりました。
他の画像
ノイズレスAIの感想
画質
綺麗にノイズ除去が出来ていると思います。
ノイズレスAIの真価が発揮されるのは特に高感度撮影だと思います。
ISO25600、51200とかそれ以上の高感度の撮影の場合に是非使ってみてほしい機能です。
結構綺麗に仕上がってびっくりすると思います。
また、風景やペット、ポートレートなど細部のディティールが重要な撮影などにもかなり力を発揮すると思います。
細部がのっぺりするのをかなり抑えられます。
また、ノイズの少ない特にディティールが目立つ明部にはノイズ除去がかからないので、ディティールが綺麗に残ります。
基本機能の「ノイズ軽減」と比較すると…
基本機能の「ノイズ軽減」と比較するとやはりノイズの乗っている部分だけ自動的にノイズ除去してくれるのは楽です。
写真全体のノイズ除去だとノイズのない明部などもノイズ除去を適用してしまって、ディティールがなくなりのっぺりとしてしまいますが、「ノイズレスAI」ではそれがありません。
このノイズの強いだけにノイズ除去をするというのは通常は、ノイズ部分を目視して、マスクを作成して…というという面倒くさいステップを踏まなければいけません。
それをクリックひとつで出来るのは楽です。
これでISO感度の高めて撮影することを怖がらずにできそうです。
(今までは、上記手動のステップが面倒くさくて、ISO感度は極力低く抑えてました。)
他のソフトとの違い
他のソフトで作成した写真と比較してみても、やはりノイズのない部分についてはLuminarNeoのノイズレスAIの方がノイズ除去を適用しない分、ディティールが綺麗に残るようです。
ノイズのある部分についても、かなり高いISO感度までディティールを残しながら違和感なくノイズを除去出来ています。
カメラにもよりますが、ノイズレスAIを使えばISO6400とか12800とかそれ以上でも常用出来るレベルになるのではないでしょうか。
まとめ
使ってみた感想としては、かなり簡単に、綺麗なノイズ除去が出来ているなという感想です。
総じて便利な機能だと思います。
ノイズ除去をするときにノイズのない部分までディティールがなくなって違和感が出るのは許せない、現像枚数が多いので手軽にノイズ除去したいというこだわり派の方には特にオススメです。
また、そこまでこだわり派の方でなくとも、夜や室内など、暗い場所での撮影が多い方には手軽に高ISO感度が使えるようになるので、オススメできます。
入手方法
価格
新規購入者の価格
月額サブスクリプション – 1,980円
年間サブスクリプション – 11,800円
Luminar Neo 買い切り – 13,120円
Luminar Neoと2022年版 拡張機能 パックの買い切り – 26,400円
Luminar Neo本体購入ユーザー
年間サブスクリプション-初年度は7,820円、翌年は11,800円
2022年版 拡張機能 パックの買い切り-19,800円
HDR マージ 拡張機能を購入されたLuminar Neoユーザー
年間サブスクリプション-初年度は5,180円、翌年は11,800円
拡張機能 パックの買い切り-13,160円
Luminar AI、Luminar 4、および Aurora HDRのユーザー
年間サブスクリプション – 初年度は9,150円、翌年は11,800円
Luminar Neo 買い切り – 11,800円
Luminar Neoと2022年版 拡張機能 パックの買い切り – 19,800円
結局どれを選ぶべき?
個人的にはサブスクリプション(年払い)が嫌いなので、買い切り型をオススメしていますが、価格だけを見るとサブスクリプションの方が安いのでこちらの方が良いかもしれません。
(クーポンも使えますし。)
初年度一年間だけお試しで使ってみるのも良いかもしれません。
入手方法
クーポン
クーポンコードはLuminar Neoの年間サブスクリプションと買い切り型にのみ適応されます。
月間サブスクリプション、永続ライセンス、拡張機能ではクーポンコードは適応されません。
クーポンコードは
SANNEO
の6文字です。上記、プロモーションコード(割引クーポン)を会計時に入力して頂くと割引が適用されます。
コメント