鬼滅の刃の聖地はどこが本当?
これ以外と知られてないことですが…
実は鬼滅の刃の聖地と考えられている竈門神社は3つあります。
いずれも北部九州にあります。
一つ目は大分の別府の八幡竈門神社。
二つ目は福岡の築後溝口竈門神社(❌竈神社→◎竈門神社)。
三つ目も福岡の宝満宮竈門神社。
どの神社にも有力な根拠があって、ネット上でも真の聖地の確定のため、白熱の推理合戦が繰り広げられています。
今回は1つ目の別府の八幡竈門神社に行ってみました。
二番目の筑後溝口竈門神社についてはこちら。
三番目の太宰府にある宝満宮竈門神社についてはついてはこちら。
八幡竈門(かまど)神社とは?

成り立ち
仁徳天皇の時代に天照大御神等の三十三柱を竈門庄亀山に祭る。
その後、聖武天皇の時代の神亀四年(727)に宇佐八幡宮より仲哀天皇、應神天皇が御越山に降臨。
その後、淳和天皇の時代に宇佐より神功皇后を迎え、祭神を36柱として、八幡竈門神社として創建した。
読み方

読み方は「はちまん・かまど・じんじゃ」です。
難しい漢字が並んでいて読みにくいですね(笑)
八幡竈門神社はどこ?
八幡竈門神社は大分県の温泉で有名な観光地の別府にあります。
八幡竈門神社の近くには別府の有名な観光スポット「地獄巡り」もあるので是非一緒に巡ると楽しさ倍増です。
アクセス
基本的にJR別府駅までJRを使い、その後レンタカーか観光タクシーを利用されると良いと思います。(徒歩は絶対にに無理です。)
また自家用車で行く場合、八幡竈門神社まで結構遠く、迷うので時間の余裕をもって行くと良いです。
住所:大分県別府市内竈1900
TEL:0977-66-1633
(交通アクセス)
・かまど地獄より車で約8分(約5キロ)
・龍巻・血の池地獄より車で約3分(約2キロ)
・JR亀川駅より車で約3分(約1キロ)
・別府国際観光港より車で約12分(約5キロ)
・別府インターチェンジより車で約15分(約8キロ)
・JR別府駅より車で約15分(約9キロ)
駐車場

駐車場へは八幡竈門神社の車用の入口から入り、山を登っていくとすぐにあります。
(この自動車用の登り口が意外とわかりにくいので注意して下さい。)
駐車スペースは70台分あります。
かなり広いので、よっぽどの繁忙期以外は駐車場の不足は心配しないでいいと思います。
この駐車場は八幡竈門神社の境内入口の目の前です。
鬼滅の刃の聖地とされる理由
①「竈門神社」の名前
まず神社の「竈門神社」という名前です。
これは他の竈門神社と同じく主人公の名前「竈門炭治郎」と同じだということです。
ただ、これだと他の竈門神社も同じ名前なので、聖地だとする根拠としては薄いかもしれません。
②「鬼」に関する逸話
以下で書くように、鬼滅の刃のストーリー上で最も重要な位置付けの一つである「鬼」に関する逸話がここ八幡竈門神社にはたくさん残されています。
個人的にはこれが別府の八幡竈門神社を聖地とする一番の根拠なのではないかなと思っています。
鬼の逸話とは以下の通りです。
昔、現在の竈門神社周辺の地域に、鬼が住んでいました。
その鬼は人を喰い、畑を荒らし人々を苦しめました。
人々は八幡竈門神社の祭神である八幡様に鬼退治をお願いしました。
すると八幡様は一晩で石段を百段造れたら人間を生贄としてやる、もし出来なければ、今後人間の里に近づいてはならないという約束を鬼としました。
鬼は早速石段を作り始め、九十九段の石段が出来て、あと一段というときに鶏の鳴き声が聞こえ、夜が開けてしまい、石段は百段完成しませんでした。
③龍神に関する逸話
また、水の呼吸の技を使ったときのエフェクトである水龍(龍神)についても逸話が残っています。
このことも、八幡竈門神社が聖地である根拠の一つと言えるのではないでしょうか。
参拝

これが別府の八幡竈門神社の駐車場側の鳥居です。
車で行く場合下記の「鬼の石段」というかなりきつい石段を登らずとも、神社境内傍まで来ることが出来ます。
出来れば、車(タクシーで参拝されることをオススメします。)

ここが手水舎です。
八幡竈門神社には亀をモチーフにした像が多いです。
これは亀川沿いの竈門庄亀山にこの八幡竈門神社があるこのことや創建初期の神亀四年(727年)に仲哀天皇及び應神天皇が降臨したという伝説に由来するのでしょう。
(また近くに白亀の伝説もアリ)
ちなみに神紋(神社の紋章)も亀甲をモチーフにしたものです。


こちらが本殿です。
結構立派な本殿ですね。


本殿のすぐ手前にはこの御神亀(なで亀)の像があります。
是非撫でて見て下さい。


こちらは境内の本殿前にある御神木の「魂依の木」です。
大きな木であり不思議な清々しさが漂うパワースポットです。
絵馬掛場





竈門神社ということで、こちらにも皆さんの力作の絵馬が奉納されています。
こちらの絵馬掛けは本殿のすぐ手前にあります。
それにしても皆さん上手いですね。
鬼の逸話
鬼が作った石段

竈門神社には「鬼が造った九十九の石段」という石段があります。
この石段には八幡竈門神社の祭神である八幡様が鬼に作らせたという逸話が残るそうです。


この石段は全部で99段あるそうです。
逸話のように神社本殿に近い上の方の石段はたしかに少し組み方が雑なようにも感じます。
(でも、雑と言ってもこのくらいは許容範囲は気もします…なんせ山のこの急な斜面に造ったのですくらいはこのくらいは仕方ないですよね…)
(ちなみにここだけの話99段も石段は絶対にないと思います…笑。是非皆さんも数えてみた下さい。)

ちなみにこの石段を登るルートが八幡竈門神社の正門となります。
この石段を登り切ると目の前が本殿です。

この日は生憎の曇り空でしたが、この辛い辛い石段を登りきると別府湾を一望出来る絶景のご褒美があります。

秋分の日と秋分の日には石段の真下、鳥居の中心から日の出を拝むことが出来ます。
これは神秘的で綺麗でしょうね。
これなんかも、鬼が太陽が苦手という鬼滅の刃の設定との関連性や作品の着想の根拠に挙げることもできそうですね。
鬼が忘れた石草履


境内には先程の石段を造った鬼が去ったときに置き忘れた「鬼が忘れた石草履」あります。
これは、鬼が去った後に当時の人がこの石草履に足を入れるとみるみる力が湧いてきたという逸話があるものです。
是非、足を入れてみて下さい。
(神社の方にお聞きしたところ足を入れても良いそうです。)
鬼祭り

現在は「鬼祭り」というイベントが行われています。
かなり「鬼」推しですね。
しかもロゴは少し鬼滅の刃を意識してるような…笑
龍スポット
龍の絵

本殿に参拝したら、是非「お賽銭箱」の向こう側の本殿の天井を眺めてみて下さい。
(神社の方にお聞きしたところ、この絵を見るために、本殿に体を乗り出したり、写真を撮影することは問題ないみたいです。でも、絶対にお賽銭箱の乗り越えて本殿内には入らないで下さい。)
するとこの龍の絵があります。
これ何かに似ていませんか?
そうです。
鬼滅の刃で炭治郎が水の呼吸の技を使ったときに出てくるエフェクト(水龍)に似ていると思いませんか?
そうです。
この龍の絵が似ていることが、別府の八幡竈門神社が鬼滅の刃の聖地ではないかという根拠の一つになっているみたいです。
ちなみにこの龍神は上記の九十九段の石段を造った鬼への神様からの使い、また以後の鬼の監視役としての意味があるみたいです。
なんとなくこの辺の逸話も鬼滅の刃との関連性を見つけ出せそうですね。
龍の顔


これは中心部の木の枝の部分絵がなんとなく龍の顔に見えませんか?
龍が地上から空へ向かって昇っていってるようです。
これはかなり見つけにくいので是非根気よく探してみて下さい。
龍穴



この木にある窪みは龍の出入りする穴、「龍穴」と呼ばれるものです。
神社内にこのような木が何本もあります。
中を覗いてみると…
中も撮影したのですが、さすがにこれは掲載出来ません。(笑)
是非、実際に現地に行って中を覗いてみて下さい。
御朱印
御朱印の種類

八幡竈門神社の御朱印には二種類あります。
一つは上記の拝殿の龍神が描かれた御朱印です。(画像左)
もう一つは、御神木である魂依の木が描かれた御朱印です。(画像右)
両方頂くこともできます。
ちなみに僕は人気の龍神が描かれた御朱印を頂きました。
社務所

御朱印は本殿の近くにある社務所でいただけます。
時間によってはかなり混みますので、お気をつけ下さい・
初穂料(値段)
御朱印の初穂料(価格)は一部500円になります。
御朱印がもらえる時間
八幡竈門神社では神社の閉まる17時まで御朱印を頂くことができるようです。
ただし、結構混んでいるので、神社が閉まるギリギリの時間に御朱印を頂くのはオススメしません。
是非時間に余裕をもって頂いて下さい。
お守り

八幡竈門神社のお守りは鬼滅の刃カラーの3種類があります。
(なお、八幡竈門神社公式では鬼滅の刃との関連性は一切言及されていません。ここからはあくまで僕の推測です。)
一番上のピンク色のお守りが「禰豆子」、真ん中の緑のお守りが「炭治郎」、一番下の黄色のお守りが「善逸」でしょうか。
鬼滅の刃の聖地にふさわしいお守りですね。
デザインも結構オシャレなお守りなので、普段持ち歩いてても問題ないと思います。
ちなみに僕は炭治郎カラーの緑のお守りを頂きました。
でも後から黄色のお守りも結構キレイなのでこちらも頂けば良かったと少し後悔しています。(笑)
※なお、お守りはメルカリなどでも売られていたりしますが、ご利益を得るためにはなるべく現地に言って授与を受けて下さい。
お守りの値段

お守りの初穂料(値段、価格)は一つ1000円です。
お守り昔

八幡竈門神社には上記の鬼滅の刃デザインのお守り以外にも昔ながらの普通のお守りもあります。
こちらも初穂料(値段)は同じ1000円になります。
絵馬やその他の授与品
絵馬

絵馬の初穂料(値段)は500円です。
表に八幡竈門神社の神使の亀が描かれています。
こちらで絵馬を頂いた上で裏にお願い事やイラストを描いて、上記の絵馬掛けに掛けて下さい。
その他授与品

少し変わったお守りとして、「魂依の木」をモチーフにしたお守りなども頂くことができます。
こちらも可愛らしいですね。
初穂料は1000円です。
地獄めぐり
地獄がたくさん

別府鉄輪には「地獄巡り」で有名な「地獄」という温泉施設が至るところにあります。
その中でも有名なのが「海地獄」、「鬼石坊主地獄」、「かまど地獄」、「鬼山地獄」、「白池地獄」、「血の池地獄」、「竜巻地獄」の7つです。
それぞれが大きな特徴のある源泉です。
(源泉なので非常に熱いです。入れません。見るだけです。)
八幡竈門神社にお越しの際は是非一緒に「地獄巡り」をしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこの地獄、漫画の「鬼灯の冷徹」の聖地でもあったりします。
なお、上記の7つの「地獄巡り」はお得な共通券があります。
全施設の入場料がセットで大人2000円、子供1000円です。
また各施設は徒歩でも回れますが、多少距離のある施設もあるので、観光タクシーで周遊されることをオススメします。(全施設で1万円程度)
「かまど地獄」

「かまど地獄」は八幡竈門神社から近くの同じ別府市内にあります。
「かまど地獄」は竈門八幡宮(八幡竈門神社)の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いた習わしがあったことから名付けられました。
また、上記の九十九の石段を造った後に鬼が改心して、「かまど地獄」の門番として働いているという言い伝えもあります。
(ちなみに鬼の下にいる龍は上記の龍神です。鬼が再び悪さをしないように見張っていると言われています。)
このように「かまど地獄」は八幡竈門神社とかなり密接の関係のある名所です。
ぜひ八幡竈門神社にお参りの際は一緒に行ってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一般的には宝満宮竈門神社が鬼滅の刃の聖地として最有力ですが、僕自身は別府の八幡竈門神社も結構有力なのではないかなと感じています。
是非大分の別府に行かれた際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
コメント
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